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「男木島、未来の教育プロジェクト」発足の経緯

男木島に現在住む若い世代のほとんどは移住世帯です。東京、大阪などの国内から、アメリカ、オーストラリア、タイなどの海外から引越して来た家族もいて、多様なバックグラウンドをもつ家族が暮らしています。職種も幅広く、Webデザイナー、エンジニア、映像ジャーナリスト、パン屋、美容師、元教師などがいます。共通しているのは男木島が気に入って引っ越しているという点です。

男木島には2014年に再開した小中学校と2016年に開所した保育所があります。若い移住者が増えて小中学校が再開したとはいえ、町や市と比較するととても子どもの数は少なく、小中学校では2学年が一つの教室で学ぶ複式学級形式で行われており、保育所も2部屋に1才児から4才児が一緒に過ごしています。

教室の外には、美しい海も山もあって、狭い路地が多く車は入れません。人との距離も近く、野菜の収穫時期になると島中あちらこちらで物々交換が行われ、新しく引っ越してきた人にも気さくに声をかけ、子どもが遊ぶ姿を目にしたら「さっきまであそこにいたで!」と見守ってくれます。こうした自然と温かくてオープンな島民の雰囲気、フェリー1本で香川県の首都である高松市に出れるアクセスの良さを気に入って移住して来ている方がほとんどです。

そんな中、2019年6月に男木島で新しい教育の一つであるプロジェクト型学習をアメリカの高校が挑戦する様子を描いたドキュメンタリー映画「Most Likely to Succeed」の上映会が行われました。

上映会には男木島に在住する子育て世代の保護者、男木小中学校の校長先生も招き、映画を全員で見たあとにディスカッション時間を設け、映画で取り上げられていた新たな学び方を実践しているアメリカの高校に対する感想や、保護者としての教育への想い、男木島での子育て・教育など広くディスカッションが行われました。教育や新しいことを作っていくことに関心のある保護者が多く、小中学校PTAではすぐに「何か始めることはできないか」といった話し合いが行われ、本会の設立とプロジェクトの立ち上げに至っています。

*「Most Likely to Succeed」映画について

「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、有識者や学校取材を2年間積み重ね制作されたアメリカのドキュメンタリー作品。

映画では、2000年にカリフォルニア州サンディエゴに設立された公立チャータースクールのHigh Tech High(HTH) 高校が舞台となっています。同校は現在世界で注目されている教科横断型で課題を解決する力を育む、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, and Mathematics) に重点を置いたプロジェクト型学習を採用し、アクティブ・ラーニングを実践しています。 Most Likely To Succeed 予告編(日本語)はこちら

上映会後のディスカッションの一幕

「男木島、未来の教育プロジェクト」の目的

「未来の教育を考える男木島保護者の会」、では以下を目的とする。

1. 島の学校として未来の教育の方向性の検討と実行を進めていく

プロジェクト型学習をはじめとする新しい教育について学校、地域、PTAと連携しながら、内容の提案、協力と推進を行っていきます。

2. 新しい学習の形を学び、取り入れ、事例として公開していくこと

アクティブ・ラーニング、プロジェクト型学習、イエナプランなど、従来の学習の形とは違ったコンセプトやプログラムを持つ教育のあり方について、調査を行い、実現可能な形で実践できる体制を整えていきます。

少人数であること、多様な人たちが暮らしていること、オープンなマインドがあることという、男木島の特色を活用してまいります。

また、そうした活動の一端を広く紹介していくことで、さらなる仲間の参加や、他の地域での似たような活動の参考になるようにしていきます。

3. 子育て世代の移住者増加

このプロジェクトを通して、島への子育て世代の移住者が増えることを期待しています。また、男木島のファンが一人でも増えると嬉しいです。
男木島への移住相談窓口は男木島生活研究所へお問い合わせください。