第1回、オンラインでつながる会を開催

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島での活動が一時中断し、今できることは何かないか?とメンバー内で話し合いを行ったところ、「オンラインでつながる会」を行うことを考え、先日、Zoomを使って実験的に第1回目を開催しました。

「オンラインでつながる会」とは

コロナウイルスを受けて人との交流が減る中で、みらプロでは、オンラインを通して島に住む子供たちが他の場所に住む子供たちと交流し、友達を見つけることができるのではないか、楽しい時間を過ごせるのではないかと考え、今回の企画を検討し始めました。まだ実験的に試行錯誤の段階ですが、将来的には子供たちが友達をオンラインで見つけて、場所にとらわれない関係性を築いていってくれるきっかけになることを願っています。

当日の様子

Zoomに集まった子どもたちは、男木島小学校に通う2年生から5年生の3人と鹿児島で暮らす2年生の合計4人です。元々顔なじみのメンバーなので「久しぶり!」という感じでスムーズ に会話が始まり、自己紹介をして、ここ最近の暮らしについて話したり、簡単なアイスブレイクをしたりしました。

Zoom画面の様子

第1回目を振り返った感想

実験的に第一回目をやってみて、感じたのはオンラインで繋がる時の二つの難しさです。

一つ目は使うことばの難しさです。今回は2年生から5年生の子どもたちが集まったので、 学年の違いによる理解度の差がかなり見られました。話をするときは、できるだけわかりやすい言葉を使うよう心掛けたのですが、低学年の子にはどうしても伝わりにくくなってしまっていた部分があったり、アイスブレイクでも出てくる単語の意味を知らないといったことも発生したりしてしまいました。

二つ目は、話の進行の難しさです。パソコンに向かっ て話すとはいえ、パソコンの周りに自分の持ち物やおもちゃがあるとどうしても気になってしまうのが子どもです。今回の話し合い中も、ついついおもちゃで遊んでしまい、話についてこれなくなっている子がいました。ですが、こうした事態に対して、一人一人に指示を 出していると話が途切れてしまったり、そのまま進行していくと個が置き去りにされる可能性が高まったりしてしまいます。こうした壁をどのように乗り越えていくのか、例えば、 話をするときのルールを決めておくことや話のゴールを明確にすることなどは有効ではないかと考えます。またオンラインならではの特徴である「見る・見られる」を意識した支援 なども効果的ではないかと思います。

今回は30分という短い時間ではありましたが、良さもたくさん感じることができました。 時間や場所を気にせず離れていても繋がれる良さはもちろん、ある子が「わからない」と言えば対面でない分、全力でみんなが説明をして助け合う場面も見られ、とても頼もしいメンバーだなと思いました。また、分からないことを「わからない」と言える雰囲気があったのも良かったように感じます。第一回目を終えて、オンラインによる話し合いの場は対面とは 違った難しさがある分、オンラインならではの特徴を生かせる部分もたくさんあり、オンラインで繋がることの可能性を探る機会となりました。今回の改善点をしっかり見直し、次回以降に繋げていきたいと思います。