「男木島、未来の教育プロジェクト」小学校とコラボ

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あけましておめでとうございます。

昨年の6月頃に「男木島、未来の教育プロジェクト」を立ち上げ、*第1回勝手クラブの活動が行われました。その結果、男木小学校の3学期の期間、学校と一緒に「男木島、未来の教育プロジェクト」を授業内で取り組むことになりました。

具体的には、3学期の総合の時間の一部(10コマ)を、「男木島、未来の教育プロジェクト」のメンバーが学校へ出向き、小学生、先生と一緒に授業の時間を使って活動します。

昨日は第1回授業に向けての打ち合わせが男木島図書館で行われました。現在、このプロジェクトには保護者だけではなく、男木島の地域の方、大学院生や事業で教育に取り組んでいる若いメンバーもいます。校長先生もこの日は忙しい合間を縫って参加されました。

スクリーンに出された議題を見ながら話し合い

大事にしていきたいこと

このプロジェクトを学校で取り組むときに私たちが大事にしていきたい、と感じたことがあります。

できるだけ「学校感・授業感」を無くす

「男木島、未来の教育プロジェクト」には教科書、テスト、宿題もなければ、普段学校の授業で行われている「先生が生徒に教える」というスタイルを取りません。平日のほとんどの時間を学校で過ごす子どもたちにとって、いつもの机の配置と、いつもの先生と生徒の位置は、それだけで関係性が無意識に埋め込まれているように思うので、そういった「枠」をできるだけ取り除き、新しい方法を取り入れます。具体的には次のような形です。

教室での配置

第1回の授業では、大人も子どもも先生も輪になって座る予定です。場所を教室ではなく、例えば校長先生の部屋など物理的に変えてしまうことも考えました。

大人、先生、子どもの関係性の構図

大人対子ども、先生対子ども、大人対先生という構図も取り除きたいと思います。そのため授業のはじめにアイスブレイクを取り入れて、そうした構図を取っ払い、雰囲気を変えてから、プロジェクト内容を進めて行きます。このプロジェクトには保護者もいますが、保護者の立場がこの構図の中では複雑なため、学校に出向くのは基本的に保護者以外を中心にすることにしています。

アイスブレイク- 初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。 集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。 

出典: Wikipedia

キーワードは主体性、自尊心、多様性、そして面白さ。

このプロジェクトには、教員免許を持っているメンバーもいますし、校長先生もいますが、全員が教育に関心がある、という点以外では育った環境も体験も異なります。学びを考えたときに、メンバーからは「主体性、自尊心、多様性」というキーワードが出てきました。そして面白さは学びをする上での原動力ですので、学校での活動でも楽しさは欠かせません。

こうした話をメンバー間でしていく中で、このプロジェクトの目指すべき方向性やコンセプトが見えてきましたので、これについては後ほど別の記事で書いていきます。