男木港でさかな釣り

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男木島、未来の教育プロジェクトでは島の子どもたちの豊かな教育環境を整えることを目標に活動しています。今回の活動は学校、保育所の時間外に子どもたちが集まって学べる機会を提供するため企画されました。

※この記事は英語で作成されています。日本語訳は記事末尾をご覧ください。


この春、数人の子どもたちが釣りに興味を持ち出し、港で漁師さんが漁船で出入りしたり、出港の準備や掃除したり、防潮堤に釣り竿を持って釣りするおじさんたちを観察する様子が見られました。

そこで、5月に実施したジュースバーで売り上げたお金を使って釣り竿を数本購入。コミュニティを通じて地元の漁師さんに子どもたちに釣りを見せてもらえるよう協力をお願いして、当日を迎えました。

当日、男木地区コミュニティ協議会の代表も務め、普段は子どもたちの良き遊び相手でもある福井大和さんに釣り竿の使い方を教わります。糸を付けることが難しかったですが、しばらくの辛抱の時間と餌でほとんどの子どもが魚を釣ることができました。この日以降、小学生はもっと多くの魚を求めて何回か釣りに出かけていきます。

この遊びは、日頃食卓で食べる魚と海で泳ぐ魚との認知的なつながり(cognitive connection)を築くのに良い体験となります。釣っている最中には魚について色んな質問が出て話す機会にもなりました。

  • 魚は何に食いつくの?なんで魚はフックを食べようとするの?
  • 魚はここの海の中で何をしていたの?
  • この魚は釣るのに十分な大きさ?何で?
  • 魚はどうやって呼吸するの?

一昔に比べると漁師の人数が減っていることもあり、次世代を担う子どもたちが男木島の歴史や文化の一部にふれる機会が作れたことは特別な体験になったと思います。