「男木島、未来の教育プロジェクト」小学校での授業-第1・2週レポート

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年明けから「男木島、未来の教育プロジェクト」の小学校での活動がはじまりました。今回はその様子をお伝えしていきます。

「男木島、未来の教育プロジェクト」では学校で取り組むにあたり、インド人女性教師のキラン・ビア・セシ氏が発案した「Design for Change」というプログラムを参考にしました。Design for Changeでは、次の4つのステップで活動を進めていきます。

  1. FEEL
  2. IMAGINE
  3. DO
  4. SHARE

第1−2週目の授業(そしてあと1−2週も)では、最初のFEELに取り組みます。五感で感じたことを言葉にしていく作業です。

第1週目授業(2限分)

「男木島、未来の教育プロジェクト」のチームミーティングでは、1週目の授業の流れを次まで決めました。参加したのは、小学生2人、先生3人、メディア関係者1人、教育プロジェクトメンバー2人。

授業の計画

・最初の説明「男木島に住む大人も子供ももっと幸せになったらいいなと思って、一緒に考えようという時間。いろんな人がこの時間を共有します。毎週1回総合の時間に来ます。」(5分)

・自己紹介(名前・男木島歴・好きなおにぎりの具材・最近もらったプレゼント)(15分)

・アイスブレイク:ワードウルフ(10分)

・話をこれからみんなでしていくんだけどこの時間をみんなで幸せに過ごせるようにどうしたらいいかアイデアを出し合いたいなあ(15分)

(10分休憩)

・男木島のことを知らないので教えてほしい、男木島の楽しいこと(行事)

・困ってることも教えてほしい

 - 付箋に書いていく

・次回、島内を見に行こうか

チームミーティングの議事録より

実際

今回は初回ということもあり、大人が興味津々で子どもの人数を圧倒してしまいました。子どもたちは最初は緊張していたものの、アイスブレイクを通して打ち解け、次第にポンポン意見が出るように。初回は、男木島について子どもたちが感じていることをヒアリングしたいと考えていたのですが、楽しいことややりたいことの案が沢山挙がり、困っていることは出なかったので、あえて聞くこともしませんでした。

子ども自身が普段から同じ教室で学んでいて、お互いのことを良く知っているためか、議論が発生したりする場面がなく、話し合いのはじめでした「話し合いのルール決め」は案外すんなり決まってしまい、時間が余るハプニングも。「面白いことをしたい!」という気持ちが強く、楽しいことややってみたいことの話題が盛り上がったので、次回ではそれを深掘りしていきます。

第2週目授業(1限分)

この週は1限分のみでした。前回出た「男木島でやりたいこと」をさらに深めるために、今回も教室で話し合いの時間を取りました。参加したのは、小学生2人、先生1人、教育プロジェクトメンバー2人、校長先生見学。

授業の計画

・自己紹介 (5分)

・アイスブレイク:共通点探しゲーム (10分)

・話し合いルールの振り返り (5分)

・前回の振り返り (5分)—-ここまでで25分、残り20分

・ツリーハウスとは何か

・何かに乗りたいの掘り下げ

・どんなツリーハウスがいい

・何に乗るか

・次回、見に行こう!

チームミーティングの議事録より

実際

教育プロジェクトのメンバーは前回と同じメンバー一人が引き続き学校へ出向き、もう一名は新しいメンバーでしたが、前回と比べると人数が少なく、また同じスタイル(教室にカーペットを持ち込み、丸くみんなで座る)で行ったためか、子どももリラックスした様子で進みました。

今回は、パソコンを導入して前回出た案をより具体化するために調べ学習を行いました。画像検索をしたり、自分が思い描く案を紙に書いてもらったり、自分が感じていることを他の人と共有し、次の活動につなげることができました。

次回は外に出て子どもたちのプランを実現するための材料探しにでかけます。